2026年5月22日、日商簿記2級のネット試験を初めて受験し、64点で不合格になりました。合格点まであと6点だったため、学習内容を忘れないうちに受け直したいと考え、4日後の5月26日に再受験しました。
最初の4日間に勉強した時間は約30時間です。仕訳全体と第2問・第3問を含む比較的広い範囲を見直し、模擬試験も8回解きました。それでも、2回目の結果は61点でした。
そこで次の4日間は、全範囲を同じようにやり直すのではなく、第2問と第3問を中心に復習範囲を絞りました。勉強時間は約20時間です。問題集は点数を落とした論点を重点的に2周し、模擬試験は6回解きました。また、試験後に覚えていた範囲で苦戦した論点を整理し、AIに一般的な類題や解説を作らせて復習しました。
その結果、2026年5月30日の3回目は77点で合格できました。この記事では、64点で不合格になってから77点で合格するまでの8日間に、何を復習し、何を変えなかったのかをまとめます。
3回の受験経過については別記事の「日商簿記2級に3回目で77点合格|64点→61点→77点の8日間体験記」で、解答順と時間配分については別記事で詳しくまとめています。同じ方法や勉強時間での合格を保証するものではありません。
8日間の勉強時間と復習内容
1回目から3回目までの流れは、次のとおりです。
| 期間 | 勉強時間 | 主な復習内容 | 模擬試験 |
|---|---|---|---|
| 1回目から2回目まで | 約30時間 | 仕訳全体、第2問、第3問、全体確認 | 8回 |
| 2回目から3回目まで | 約20時間 | 第2問、第3問、曖昧な細部 | 6回 |
ネット試験では本試験の正答や詳しい採点内容を確認できませんでした。以下の失点原因については、問題別得点と受験時の記憶をもとにした振り返りです。
最初の4日間は比較的広い範囲を見直しました。次の4日間は、2回目の問題別得点をもとに第2問と第3問へ学習時間を集中させています。
64点で不合格になった後、4日後の再受験を決めた
1回目の受験日は2026年5月22日で、結果は64点でした。合格点まであと6点です。
問題別得点は次のとおりです。
| 問題 | 得点 |
|---|---|
| 第1問 | 8点 |
| 第2問 | 10点 |
| 第3問 | 10点 |
| 第4問 | 24点 |
| 第5問 | 12点 |
| 合計 | 64点 |
第4問は24点、第5問は12点取れていた一方、第1問は8点でした。試験前に不安を感じていたのは第2問と第3問でしたが、実際には第1問でも大きく失点しています。
第1問・第2問・第3問を課題として捉えた
問題別得点と試験中の感覚から、次の点を課題として捉えました。
- 第1問で想定以上に失点した
- 第2問と第3問で計算が合わなかった
- 見慣れない表現が出ると判断に迷った
- 第3問の途中から焦り、見直し時間を取れなかった
具体的にどの仕訳や計算を間違えたかは断定できませんが、仕訳の理解が十分に安定していなかったことと、第2問・第3問への不安が残っていたことは確認できました。
学習内容を忘れないうちに受け直したかった
再受験を4日後にしたのは、時間を空けると覚えた内容や本番で感じた課題を忘れると考えたためです。64点という結果から、すべてを最初から学び直すより、失点した範囲を確認する方が必要だと判断しました。
私の場合は第4問など安定して得点できた問題があり、見直す範囲もある程度絞れていました。基本的な仕訳や計算が全体的に曖昧な場合は、再受験を急がず基礎を確認する時間を取った方がよいこともあります。
1回目から2回目までの4日間に行った復習
最初の4日間には、合計で約30時間勉強しました。それまで使っていた動画、問題集、CPAラーニング、模擬試験を使い、仕訳を含む広めの範囲を確認しました。
4日間のおおまかな流れは次のとおりです。
- 1日目:商業簿記の仕訳を全体的に復習
- 2日目:第2問と第3問を重点的に復習
- 3日目:模擬試験で全体を確認
- 4日目:模擬試験で全体を確認
1日目は商業簿記の仕訳を見直した
1回目の第1問は8点でした。自分の想定より大きく失点していたため、1日目は商業簿記の仕訳を全体的に振り返りました。本試験でどの仕訳を間違えたのかは特定できていません。そのため、特定の一問だけではなく、問題集に掲載されているさまざまな仕訳へ戻りました。
2日目は第2問と第3問を復習した
2日目は、受験前から不安だった第2問と第3問に関係する論点を中心に学習しました。1回目の得点は第2問が10点、第3問が10点です。まったく得点できなかったわけではありませんが、計算が合わず、試験中に迷った部分がありました。
本試験の正答や解説を確認できないため、試験問題そのものを正確に解き直すことはできません。覚えている内容と試験中の感覚をもとに、関連する問題を確認しました。
3日目と4日目は模擬試験を8回解いた
3日目と4日目は、模擬試験を使って試験範囲全体を確認しました。特定の範囲だけに集中しすぎると、ほかの論点の解き方を忘れる可能性があると考えたためです。模擬試験を解いた後は、間違えた問題や自信を持てなかった部分を確認し、解説や関連教材へ戻りました。
約30時間勉強しても61点へ下がった
2回目の受験日は2026年5月26日です。問題別得点は次のとおりでした。
| 問題 | 得点 |
|---|---|
| 第1問 | 20点 |
| 第2問 | 0点 |
| 第3問 | 8点 |
| 第4問 | 24点 |
| 第5問 | 9点 |
| 合計 | 61点 |
ただし、すべての問題で後退したわけではありません。
第1問は8点から20点へ改善した
2回目では復習していた内容に近い問題も出題され、第1問で20点を取れました。復習には一定の効果があったと考えています。第1問が満点でも試験全体では合格できなかったため、一つの問題を改善しても別の問題で大きく失点すれば合計点は下がります。
第2問は10点から0点へ下がった
2回目で最も大きく失点したのは第2問です。私の記憶では、商品売買や外貨換算など複数の要素を整理しながら解く形式でした。試験中は問題を見た時点で理解が不十分だと感じ、条件を整理できないまま計算を進めてしまいました。後から振り返ると、問題文の意味を誤って理解していた可能性があります。
第3問も10点から8点へ下がった
第3問は、私の記憶では1回目と似た形式の問題でした。1回目にどこを間違えたのかを正確に確認できなかったため、どの処理を修正すればよいか明確にできていませんでした。
問題別得点から復習範囲を絞った
第1問は12点改善し、第4問は24点を維持していました。一方、第2問は0点、第3問は8点です。次の4日間では、第1問を最初からやり直すより、第2問と第3問を優先する必要があると判断しました。工業簿記は全体をやり直さず、自信がなかった細かな部分だけを確認する方針にしました。
2回目から3回目までの4日間に行った復習
試験後に迷った論点を整理した
2回目の試験後は、時間が経って内容を忘れる前に、第2問と第3問で苦戦した部分を整理しました。実際の問題文を正確に再現しようとしたのではありません。覚えている範囲で、どの論点で迷ったか、どの条件を整理できなかったか、どの計算で手が止まったかを振り返りました。正確な失点原因を断定するのではなく、試験中に不安を感じた部分を次の復習候補として扱いました。
AIで一般的な類題と解説を作った
苦戦した論点を整理した後、AIも復習に使いました。実際の本試験問題を再現するのではなく、苦戦した論点をもとに一般的な類題や解説を作らせました。目的は本試験の正解を推定することではなく、試験中に混乱した論点を別の形で確認するための補助として使用しました。
第2問と第3問を優先した
第1問は20点、第4問は24点を取れていたため、それらを最初からやり直すのではなく、第2問と第3問に関係する論点を優先しました。
第2問は、問題集とCPAラーニングの中から関連する論点や類似形式の問題を選んで解き直しました。特に意識したのは、計算を始める前に問題文の条件を一つずつ整理することです。2回目は焦りから条件を十分に整理できないまま計算を進めた感覚がありました。
第3問では、次の形式ごとの違いを確認しました。
- 損益計算書
- 貸借対照表
- 決算整理後残高試算表
同じ決算整理に関係する問題でも、何を作成するのかによって数値を記入する場所や答え方が変わります。問題集とCPAラーニングを使い、形式が変わった場合でも判断できるように復習しました。
第4問は曖昧な範囲だけ確認した
工業簿記は商業簿記より比較的理解しやすいと感じており、第4問も1回目と2回目のどちらも24点でした。全範囲を最初からやり直すことはせず、自信を持てなかった部分や解き方が曖昧だった範囲について、類似問題を約3回解き直しました。
問題集2周と模擬試験6回を行った
問題集では、点数を落とした論点や解き方が曖昧だった範囲を重点的に2周しました。商業簿記と工業簿記の全範囲を2周したという意味ではありません。個別の問題だけを続けると試験全体の感覚を失う可能性があるため、重点範囲の復習と模擬試験による全体確認を組み合わせ、模擬試験は6回解きました。
新しい教材は追加していません。問題集、ふくしままさゆき氏の動画、CPAラーニング、模擬試験の中には、まだ十分に使い切れていない問題や説明が残っていたためです。
前日と当日は勉強量を増やしすぎなかった
前日は模擬試験で全体を確認した
3回目の前日は、模擬試験を使って全体を確認しました。第2問と第3問を重点的に復習していましたが、特定の範囲だけに集中しすぎるとほかの問題で手順を忘れる可能性があります。そのため最後に試験全体を通して解き、新しい論点には手を広げませんでした。
睡眠時間は8時間ほど確保した
前日は8時間ほど睡眠を取りました。睡眠を8時間取ったから合格できたと断定することはできませんが、寝不足を避け、落ち着いて問題文を読むための準備にはなりました。
当日の朝は不安な部分だけ軽く確認した
試験当日の朝は、全範囲をもう一度勉強することはせず、自分が不安に感じていた部分だけを軽く振り返りました。直前に多くの問題を解くと頭が疲れたり、解けない問題が出て不安が強くなる可能性があると感じていたためです。
8日間の立て直しで分かったこと
変えたのは復習範囲の優先順位
8日間で学習方法や使用教材を全面的に変更したわけではありません。本番の解答順と時間配分も変えていません。変えたのは、問題別得点と試験中の感覚をもとに、復習範囲の優先順位を調整したことです。
最初の4日間は比較的広い範囲を見直し、次の4日間は第2問と第3問を中心にしました。
合計点ではなく問題別得点を見る
2回目は合計点が64点から61点へ下がりましたが、第1問は12点改善し、第4問は24点を維持していました。一方、第2問は0点になっています。合計点だけを見ると実力が下がったように見えますが、改善した問題と新たに失点した問題を分けることで、次に確認する範囲を絞りやすくなりました。
勉強時間より確認範囲を整理する
最初の4日間は約30時間勉強しましたが、合計点は上がりませんでした。理解できている問題と理解できていない問題を分けずに広い範囲を同じように復習すると、限られた時間を十分に活かせないことがあります。次の4日間は約20時間に減らし、第2問と第3問を中心に範囲を絞りました。
新しい教材より既存教材を使い直す
2回不合格になっても、新しい教材は追加しませんでした。問題集、動画、CPAラーニング、模擬試験の中には、まだ十分に使い切れていない問題や説明が残っていたためです。教材そのものを変えるのではなく、どの教材をどの弱点に使うかを調整しました。
再受験は得点だけで決めない
私は1回目と2回目の不合格後、どちらも4日後に再受験しました。私の場合は第4問など安定して得点できる問題があり、復習する範囲もある程度絞れていました。基本的な仕訳や計算が全体的に曖昧な場合や、試験中に何が分からなかったのか整理できない場合は、再受験までの期間を長く取った方がよいこともあります。
まとめ|30時間と20時間では復習の重点が違った
私は2026年5月22日の1回目で64点、5月26日の2回目で61点となり、2回続けて不合格になりました。その後、5月30日の3回目で77点を取り、合格しています。
最初の4日間は約30時間勉強し、仕訳を全体的に見直して第2問・第3問を復習したうえで模擬試験も解きました。それでも第2問が0点となり、合計点は61点へ下がりました。
次の4日間は約20時間で、第2問と第3問を中心に範囲を絞りました。問題集では点数を落とした論点を重点的に2周し、模擬試験で全体を確認しました。問題別得点と試験中の感覚から、限られた時間で確認する範囲を決めました。
3回目は第3問と第4問で得点を確保し、合計77点で合格しました。出題との相性も影響しており、復習だけの成果とは断定できません。
不合格後に必要なのは勉強時間を増やすことだけではなく、どの問題で得点でき、どの問題で失点したのかを分け、次の受験までに確認できる範囲を見極めることだと感じました。
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