2026年5月30日、日商簿記2級のネット試験に77点で合格しました。合格した3回目の問題別得点は、次のとおりです。
| 問題 | 得点 |
|---|---|
| 第1問 | 16点 |
| 第2問 | 4点 |
| 第3問 | 20点 |
| 第4問 | 28点 |
| 第5問 | 9点 |
| 合計 | 77点 |
第2問は4点でしたが、第1問・第3問・第4問を中心に得点し、合計77点で合格しました。
私が3回の受験で使った解答順は、毎回同じでした。
- 第1問
- 第4問
- 第5問
- 第3問
- 第2問
第2問を最初から捨てていたわけではありません。全問へ取り組むつもりでしたが、すべてを完答することより、試験全体で70点以上を取ることを重視していました。
この記事では、私が実際に使った解答順と時間配分の目安、合格点へ向けてどのように得点を積み上げたのかをまとめます。3回の受験経過については、別記事の「日商簿記2級に3回目で77点合格|64点→61点→77点の8日間体験記」で詳しくまとめています。
私が3回とも使った解答順と時間配分
解答順と問題ごとの時間の目安は、次のとおりです。
| 解く順番 | 問題 | 時間の目安 |
|---|---|---|
| 1 | 第1問 | 約10分 |
| 2 | 第4問 | 約10分 |
| 3 | 第5問 | 約20分 |
| 4 | 第3問 | 約20分 |
| 5 | 第2問 | 残り時間 |
この時間配分は、3回の受験を振り返ったおおよその目安であり、問題内容によって実際の時間は前後しました。毎回正確に計測した記録ではありません。
1回目は64点、2回目は61点で不合格になりましたが、3回目も順番は変えませんでした。不合格の原因を解答順だけの問題とは考えていなかったためです。
得点源と考えた問題を先にした理由
比較的解きやすいと考えた問題から進めることで、難しい問題へ時間を使いすぎることを避けました。
第1問は仕訳問題で、できれば満点に近い得点を取りたい問題でした。3回の得点は8点、20点、16点で毎回安定していたわけではありませんが、第2問や第3問より解答手順を判断しやすいと感じていたため、最初に取り組みました。
第4問は24点、24点、28点で、3回を通して最も安定していた問題です。工業簿記は商業簿記の第2問・第3問と比べて手順を整理しやすく、早い段階で得点を確保できる可能性が高い問題でした。第4問を先に進められることは、後半の問題へ取り組むときの安心材料にもなっていました。
第5問は9点から12点で、高得点が安定していたわけではありません。それでも第2問や第3問より、何を計算すればよいのかを判断しやすいと感じていたため、第3問より先に解きました。
なお、この3問の合計は53点です。合格点には届かないため、先に得点源へ取り組んだ後、必ず残りの問題も解きました。
第2問と第3問では分かる部分を解答した
第2問と第3問は、私にとって完答が難しく、得点も安定しない問題でした。そのため、すべての計算を正しく完成させることだけを目標にせず、分かる部分を解答欄に残すことを意識しました。
ネット試験では、どの解答欄に何点が配分されているのかを受験後に確認できません。どの解答で得点できたかも分からず、公式の採点基準も把握していません。得点につながる可能性を残すために、根拠を持てる箇所だけを解答した、というのが私自身の方針です。
問題全体が分からなくても空欄にしなかった
途中で計算が合わなくなった場合でも、問題全体をすぐに諦めることはしませんでした。次のような箇所がないか確認しました。
- 問題文から直接判断できる数値
- 自分で計算できる勘定科目
- 前後の計算結果に左右されにくい項目
- 手順を理解できている設問
分からない数字を適当に入力するのではなく、根拠を持てる部分だけを解答しました。
第3問では別の項目へ切り替えた
第3問では複数の決算整理事項を処理します。一つの処理が分からなくても、別の項目まで解けないとは限りません。一か所で手が止まった場合は、ほかに処理できる項目がないか確認しました。
3回目の第3問は20点でしたが、得点が伸びたのは出題形式との相性も影響しており、この方法だけの成果とは断定できません。
第2問も最後まで分かる部分を探した
2回目の第2問は0点でした。3回目も難しいと感じましたが、すぐに諦めず、条件を一つずつ確認しました。3回目の第2問は4点です。どの解答で得点できたのかは分かりません。空欄のまま終わらせず、分かる範囲を入力し、結果は4点でした。
第2問4点でも77点で合格できた得点の積み上げ方
3回目は第2問が4点でも合格できました。重要だったのは、試験全体で点数を積み上げることです。
第1問・第3問・第4問で64点を取った
3回目は第1問16点、第3問20点、第4問28点で、合計64点でした。この3問が合格点の大部分を占めています。ただし、試験中には実際に何点取れているのか分かりません。そのため、他の問題で合格点を確保できているはずだと判断して第2問を捨てたわけではなく、最後まで取り組みました。
第5問の9点と第2問の4点を加えた
第1問・第3問・第4問の64点へ第5問の9点を加えると73点です。さらに第2問の4点を加え、合計77点となりました。
一つの問題で満点を取れなくても、ほかの問題から点数を積み上げれば合格できる可能性があります。ただし、これは第2問を最初から捨ててよいという意味ではありません。難しい問題でも分かる箇所を探し、得点の可能性を残す必要があります。
3回とも見直し時間をほぼ取れなかった
3回の試験では、最後に全体を見直す時間をほとんど確保できませんでした。第2問を最後にし、残り時間を使っていたためです。
各問題を解く段階で、できる範囲の確認を行いました。数値を入力した直後に、次のような点を確認する意識を持っていました。
- 入力する欄を間違えていないか
- 数字の桁を間違えていないか
- 正負を取り違えていないか
- 問題文の期間や時点を読み違えていないか
- 作成する表の種類を間違えていないか
これは試験中の確認方法を詳細に記録したものではなく、受験後の振り返りです。見直し時間を取れなかったことが合格につながったわけではなく、見直しができていれば入力ミスを修正できた可能性もあります。模擬試験では最後に何分残せるか、どの問題を優先するかを確認することが必要です。
この解答順が向いている可能性がある人
次のような方には、同じ考え方が合う可能性があります。
工業簿記を得点源にできる人
第4問・第5問を比較的安定して解ける場合、工業簿記を早い段階で解く方法を試す価値があります。第4問は3回とも24点以上でした。
得意な問題から解く方が落ち着ける人
試験開始直後に難しい問題へ当たると焦りが強くなる場合、得意問題から先に進めることで後半の問題へ落ち着いて取り組める可能性があります。
難しい問題へ時間を使いすぎる傾向がある人
第2問や第3問で手が止まると一つの問題へ長時間を使いやすい場合、得点源を先に解く方法が役立つ可能性があります。ただし、後半へ回した問題を解く時間が不足する危険もあります。模擬試験で、どの時点までに前半の問題を終えるかを確認する必要があります。
この順番をそのまま真似しない方がよい場合
私の順番はすべての受験者に向く方法ではありません。
第2問や第3問を得意としている人
集中力が高い前半に解いた方が得点しやすい可能性があります。後半へ回す必要はありません。
工業簿記を苦手としている人
工業簿記で手が止まりやすいため、別の得意問題から始めた方が落ち着ける場合があります。
問題ごとの得点傾向が分からない段階
解答順を固定するのは早い可能性があります。模擬試験を複数回解き、安定して得点できる問題、得点の変動が大きい問題、時間がかかる問題を確認してから決める方が安全です。
本番で初めて順番を変える場合
混乱する可能性があります。採用する順番は模擬試験の段階から試しておき、最後の問題まで到達できるか、見直し時間が残るかを含めて確認します。
まとめ|得点源を先に解き、試験全体で70点を目指した
私が3回のネット試験で使った解答順は次のとおりです。
- 第1問(約10分)
- 第4問(約10分)
- 第5問(約20分)
- 第3問(約20分)
- 第2問(残り時間)
得点源と考えた問題を先に進め、苦手な問題でも分かる箇所を解答し、試験全体で70点以上を目指しました。第2問は捨てていたわけではなく、最後まで取り組んだ結果4点となり、合計77点で合格しています。
3回とも見直し時間はほとんど確保できませんでした。改善余地がある部分であり、同じ時間配分をそのまま推奨することはできません。
解答順は合格者の方法をまねるのではなく、自分の模擬試験の得点と解答時間をもとに決めることが重要です。どの問題で点数を取りやすく、どの問題で手が止まりやすいのかを確認したうえで、試験全体へ取り組める順番を選ぶことが大切です。
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64点・61点の不合格を経て、3回目に77点で合格するまでの受験経過は、次の記事にまとめています。
→ [日商簿記2級に3回目で77点合格|64点→61点→77点の8日間体験記]
2回の不合格後、得点結果をもとに復習範囲を絞り、8日間で立て直した方法は、次の記事で詳しく紹介しています。
