目標は見える化。壁一枚でOKR→朝へ。
目標は“覚える”のではなく“見える”場所に置く。——OKRを壁一枚に収め、週次レビュー(週次レビューの作り方 )と朝の90分(朝の90分で片づく“最小朝活” 完全版 )へ直結させれば、毎日の迷いが消え、進捗は手順 で前に動きます。
この記事の狙いと前提
狙い:OKR→週次→朝活を一本の動線 で結ぶ“壁一枚ボード”の作り方を提示
前提:OKRはO=1文/KR=3本まで 。更新は週次15分 で十分
両対応:ホワイトボード/Notionで同じ構成を再現(後半に対応表あり)
壁一枚OKRボードの全体構成(貼って使える設計表)
位置/領域 エリア名 役割 コンテンツ例 更新頻度 担当 左上 ミッション/価値基準 判断の拠り所 “読者の実装率を上げる” など一文 四半期 管理者 左中 今期OKRカード 北極星 Objective 1文+KR3本 週次で進捗塗り 全員 左下 ルール/既定値 迷いの削減 選択削減リスト20 の要点月1 全員 中央 阻害要因&対策 詰まりの可視化 ブロッカーと対処(挫折を未然に防ぐ12チェック ) 随時 全員 右上 今週のKR目安 週の射程 KRごとの“今週の目安” 週次 リード 右中 朝90分の枠 実行の場 A10/B60/C20の予定(朝の90分で片づく“最小朝活” 完全版 ) 週次+当日 各自 右下 Done/証拠 成果の蓄積 公開記事・指標スクショ等 随時 各自
使い方:左→右 に視線が流れる配置に。O/KRの“今週の目安”は数字か条件 で書き、朝の枠(右中)に落とします。
OKRカードテンプレ(壁貼り用)
フィールド 記入例 Objective(1文) 朝活クラスターで“実装しやすさ”を体験化する Key Result 1 朝活系9本の公開完了(朝の90分で片づく“最小朝活” 完全版 を起点に内部リンク整備) Key Result 2 見積り誤差率(ERR)を ≤20% に(週次レビューの作り方 と連動) Key Result 3 既定値の採用率70%(選択削減リスト20 ) 指標更新タイミング 週次レビューの冒頭10分で塗り替え リスク/前提 リソース不足→“仮完成”運用で回避
例:個人運営サイトのOKR(10–12週目想定)
Objective KR 指標/式 期末基準 今週の目安 朝活クラスターの実装率を引き上げる 朝活系記事を9/9公開 公開本数 9本 今週は4→6本へ ERRを ≤20% Σ 見積−実測 /Σ見積 既定値の採用率70% 採用項目/20 ≥70% “食/メディア/連絡”を確定
運用フロー(OKR→週次→朝活)——橋渡し表
作り方(ホワイトボード版・5ステップ)
型を描く :上記「全体構成」を枠線で作成(左→右の視線)
OKRカードを貼る :Objective 1文+KR3本。各KRに“目盛り”を用意
今週の目安 を数字で書く:KRを今週の射程 に割る
朝90分の予定 を右中に貼る:A10/B60/C20の枠+最重要1文
証拠を残す :公開記事・スクショ・数値を右下へ
Notion版(データベース設計の対応表)
DB/ビュー 主要プロパティ 目的 備考 OKR(DB) O(テキスト), 期(選択), ステータス Oの母艦 Oは“動詞+名詞”で1文 KR(DB) KR(テキスト), 指標/式, 目盛, 期, 紐づくO(リレーション) 追跡単位 1OにKR最大3 今週の目安(ビュー) KR, 今週値, 期限(日曜), 進捗% 週の射程化 ボードにピン留め 朝90分(DB) 日付, 最重要1文, A/B/C, 実測, 誤差 実行ログ 朝の90分で片づく“最小朝活” 証拠(DB) 種別, URL/画像, KRリンク 可視化 右下エリア相当
落とし穴と回避策(現場あるある)
罠 症状 すぐ効く対策 KRが多すぎ 週間が散る KRは3本まで 、余剰は“後期”へ回す 抽象的なO 翌朝の行動に落ちない Oは動詞+名詞 の1文に限定 証拠が溜まらない 成果実感が薄い Cレビューで証拠を右下に残す 運用 割込みで崩れる INTが高止まり 通知設計の三層化 と割込み窓で吸収材料不足で停滞 Bで手が止まる 前夜の材料チェック(締切から逆算する手帳術 )
メンテナンス基準(“剥がす/残す”の判断)
観点 剥がす基準 残す基準 古いKR 2週連続で参照なし 週次で更新される 過密なO KR>3になった KR≦3で回っている ルール量 既定値が20超 選択削減リスト20 の範囲に収まる証拠 “置きっぱなし”が3件 毎週1件以上が追加
Q&A
Q. OKRは月次でもいい? A. 週次の粒度で動かすなら四半期O/週次KRがバランス良いです。月次運用は“週次の目安”がぼやけがち。Q. 個人でもOKRは必要? A. “壁一枚”は個人ほど効きます。朝の開始儀式でOを音読→Bに直行できます。Q. 指標が定性的です A. “証拠”に落とせる形へ。例:表の数/公開本数/ERR/INTなど、数えるもの に変換しましょう。
まとめ
目標を“壁一枚”に閉じ込めると、毎朝の迷いがごっそり消えます。あなたがやることは、Oを一文で言い切り、KRを3つに絞ること。それだけで行動の輪郭ははっきりします。 あとは、週次で“今週の目安”を数字にして、朝の90分へ流し込むだけ。うまく回らない箇所は、阻害要因と例外トリガーを文で 固定しましょう。 完璧な設計は要りません。仮の線を引いて、次週で修正する——その軽さが、続く仕組みを作ります。
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